スマートフォン用電話バナー

スマートフォン用メールバナー

後遺症・後遺障害について

むち打ち症

「むち打ち症」は正式な傷病名ではなく、一般的に「頸椎捻挫」「外傷性頸部症候群」と診断されるものを総称して「むち打ち症」と呼ばれます。人間の首の動きは前後方向とも60度程度とされています。事故等による外部からの強い衝撃で、頭部が鞭(むち)を振ったように過度に伸縮し首の正常な運動範囲を超え、首の周辺の組織が伸びたり切れたりしてむち打ちの症状がでるのです。

事故後すぐに症状が出ず、数日~数か月経ってから出てくる場合も多いようです。

むち打ち症の主な症状

むち打ち症の症状は以下のとおりに分類されます。

分類 主な特徴 症状
頚椎捻挫型 むち打ち症と診断されるものの70%〜80%を占めると考えられています。頚部を支える筋肉や靭帯、関節包の断裂など軟部組織の損傷が起こっている状態です。多くの場合は2~3ヶ月で軽快してくるものの、数年間長引くことがあります。 頭痛、首・肩・背中のこりや痛み、首や肩の動きの制限
神経根症状型 頚椎のならびに歪みが出来て、神経が圧迫を受ける事により起こります。 首の痛み、腕のしびれやだるさ、筋力低下、顔面痛
脊髄症状型 頸椎の中にある脊髄が損傷したり、下肢に伸びている神経が損傷されて、上肢・下肢のしびれや知覚異常が起こり、歩行障害が現れるようになります。 上肢・下肢のしびれ、歩行障害、膀胱障害、知覚異常
バレリュー症候群型 血行をつかさどる交感神経が損傷したり、椎間板や筋肉に圧迫され動脈の血流が低下している状態です。症状は頭痛が8割程度、めまいが4割程度を占めており、むち打ち症になってから数ヶ月後に現れるケースもあります。 頭痛、めまい、眼精疲労、不眠、耳鳴りや難聴、吐き気、食欲不振、集中力の低下
低髄液圧症候群
(脳脊髄液減少症)
一時的に髄液圧が急上昇し、その圧が下方に伝わって、腰椎の神経根に最も強い圧力がかかり、クモ膜が裂けると考えられています。天候と気圧変化によって症状が変化するのが特徴です。 頭痛、腰痛、手足の痛みやしびれ、記憶力の低下、思考力の低下、集中力の低下、免疫異常、肩こり、耳鳴り、難聴、めまい、視力低下、睡眠障害、極度の疲労感

以上のように、むち打ち症は上記以外にも症状は様々なものがあり、この症状だからむち打ち症だと確定できるわけではありません。逆に、単なる捻挫だと考えていたものが、実は「低髄液圧症候群」「バレリュー症候群」等、深刻な後遺症になるケースもあります。

むち打ち症と認定される要件

他覚症状(外見から判断できたり、CTやレントゲンの検査によってわかるもの)がないため、被害者の方の辛さを理解されにくい傾向にあります。

よって、症状固定と判定された後も後遺障害等級認定されづらいのですが、認定を受けられないわけではありません。後遺障害と認められれば等級は12・14級のいずれかに認定されます。12級は「他覚的所見により医学的に証明できるもの」とされ、14級は「医学的に証明できるものではないが、頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が単なる故意の誇張ではないと推定されるもの」とされています。

よって、12級のように他覚的所見で証明できなくとも、14級は説明ができればいいのです。

交通事故に遭い、むち打ちの症状が現れたらすぐに弁護士に相談することをおすすめ致します。適切な検査や治療を受けないまま事故から日が空いてしまうと、後遺障害と交通事故との因果関係の説明が難しくなり、適切な後遺障害の等級認定を受けられなくなるおそれがあります。

ページ上部へ戻る

スマートフォン用電話バナー

スマートフォン用メールバナー